【尺八買取福岡】

骨董買取専門の福岡玄燈舎です。春も近づきつつコロナに注意しながら骨董の取引を致しております。今回の出張買取は福岡県直方市に伺いました。商店街の一角の古お宅でレンガ造りの洋館でした。蓄音機やレコード掛軸やオルガン、ガラスやおもちゃ、人形などの買取ができましたありがとうございました。その買取品の一つで「尺八」がありました。この尺八は在銘こそありませんがトロトロな色合いでやや黒光りして使い込まれた尺八です。銀巻や鼈甲細工など高級品ではありませんがとても味のある和楽器です。

「尺八」の流れは、「虚無僧」の影響を大きく受けたものと、明治時代に新しい発展を遂げたものと大きく二つの流派にわかれました。前者を「琴古きんこ流」、後者を「都山流」と呼びます。「琴古流」は福岡黒田藩の武士であった黒沢琴古を開祖とします。黒沢琴古は各地にあった虚無僧寺に受け継がれてきた楽曲を再編して、現在「琴古流本曲」といわれる琴古流の大本を作り上げました。「琴古流」の特徴は、なんといっても一音の中に込められる深い味わいです。古くからの禅宗の流れを強く引いていることから、その楽譜は五線譜のような仕切りはなく、カタカナで表記された音(琴古流の音階はロツレチリの五音)に拍子や長さが書かれています。そして、一音は一呼吸の中で、禅の呼吸に準じる数息観のように、時に力強く、時に味わい深く、音が変化して一音を形成するのです。この特徴は尺八全流派にもいえることですが、琴古流ではそれが顕著に見られます。一方、「都山流」は先述の中尾都山とざんを開祖とします。明治時代の文明開化の風を受けて創始された「都山流」は、楽譜も小節で区切られているため見やすく、他の楽器との合奏もやりやすいように工夫が施されています。用いられている尺八自体も音程が安定しやすいため、西洋楽器のと合奏にも適しています。「尺八」の持つ独特の味わいを残しつつ進化を遂げた「都山流」は、多くの場に適応できるその多様性と、「尺八」の持つ可能性を広げたことから、現在では演奏人口の一番多い流派となりました。


骨董品買取の福岡玄燈舎では古い尺八や和楽器買取ります。お気軽にお声掛けください。受付年中無休 電話050-3569-2100

古銭といろいろな古物

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